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植木屋祐のよもやま話〜part17〜

みなさんこんにちは!

植木屋祐、更新担当の中西です!

 

~”庭リノベ術~

「今の庭、なんだか使っていない…」「管理が大変」——そんなお悩み、**設計と植物の“相性合わせ”で一気に解決できます。ここでは小さめの庭(約3〜10坪)**を想定し、設計→施工→年間管理までをプロ目線でわかりやすく解説します。✨

1|最初の7つの質問(設計ブリーフ)

  1. だれが、いつ使う?(朝コーヒー/夜の一杯/子ども・ペット)

  2. 日射は?(午前・午後・通年)

  3. 風・視線は?(隣家窓・道路からの目線)

  4. 収納は?(ガーデンツール/自転車)

  5. 水は?(散水栓・雨水タンク)

  6. 音は?(道路・学校・店舗)

  7. 予算と管理時間は?(毎週10分 or 月1回)⌛

ここで**“使い方>見た目”**を決めるのが失敗しないコツ。

2|3坪でも映える“黄金レイアウト”3選

  • L字リビング庭:デッキ+L字の植栽帯。奥に向けて樹高を上げ奥行きを演出。

  • センターフォーカス:中央にシンボルツリー、周りは踏める下草で囲う。動線は周回に。

  • スリットグリーン:細長敷地に縦ストライプの植栽帯+砂利通路で“広く見せ”。

3|“土”を整えれば8割勝ち

  • 客土と腐植で透水性&保水性を両立。

  • マルチング(ウッドチップ・バーク)で雑草抑制&乾燥防止。

  • 鉢植えは二重鉢+軽石層で根腐れ回避。

4|プロの“半日で雰囲気激変”メニュー ⏱️

  1. 既存剪定・抜根 → 2) 土壌改良 → 3) 低木・下草の塊植え → 4) 砂利縁+エッジ材 → 5) スポットライトで夜の立体感
    ※“足元暗く、樹冠明るく”が基本。眩しくない配光を選ぶ。

5|失敗しない“植物レシピ”(関東平野の一例)

  • 日向:シマトネリコ/アオダモ/ヤマボウシ+ラベンダー/タイム/アガパンサス

  • 半日陰:ソヨゴ/ヒメシャラ+ヒューケラ/ギボウシ/クリスマスローズ

  • 日陰:アオキ/ナンテン+フッキソウ/ヤブコウジ/ベニシダ
    常緑:落葉=6:4で四季をつくると通年で美しい。

6|“水やり・剪定・病害虫”ミニマムルール ️✂️

  • 水やり:新植1か月は朝1回。真夏は+夕方。深く・たっぷり

  • 剪定:常緑は春終〜初夏/秋、花木は花後が基本。

  • 病害虫:まず風通し。薬は被害部位を狙い撃ち。IPM(総合的防除)の発想で“やり過ぎない”。

7|“庭と暮らす”年間管理カレンダー

  • :追肥・新芽保護・花後剪定

  • :灌水強化・マルチ増し・害虫見回り

  • :更新剪定・落葉掃除・球根植え

  • :寒肥・防寒・照明角度見直し

事例ミニノート

北向き3坪の細長庭。スリット植栽+白砂利+常緑多めで明るさ確保。夜はスポット2灯で**“奥行き2倍見え”を実現。家族の在庭時間が週0→週3**に増加。

まとめ&ご提案 ✨

小さな庭ほど設計と土づくりが決め手。“使い方”→“レイアウト”→“植物レシピ”の順で考えれば、維持もラクに。
現地調査・プラン提案から施工・年間管理
まで、まるっとお任せください。